理 念
一般社団法人 海っ子の森は会員相互の協力、協調のもとに、海の森づくりをテーマに海の環境保護・再生等の活動を通じて、漁業及び漁業者への支援と、市民活動及び環境教育を行い地域の活性化を目的とします。三重県の沿岸地域では20年程前より藻場の減少が進んでいます。国や県の藻場造成事業による再生の取組みも行われていますが、それ以上に環境が悪化し続けており、今や藻場の減少は漁獲高の減少や水質汚染などの問題を引き起こし、ひいては漁業者の生活も脅かしています。
彼らの活動は行政事業のような大規模なものではなく、各地の藻場再生方法を学習し小規模ながら海藻の幼葉を海底に沈めるというものです。食害等による問題に遭いながらも、毎年藻場再生への取組みを行っています。
漁業者が直面している問題の根本は、地球温暖化・海洋汚染など地球規模の問題です。
陸上で行われている植樹による森林保護といった小規模な取組みが今や人々・企業・国をも動かし地球環境再生に大きく貢献しているように、海洋においても植樹のような取組みが必要であると考えます。
目 的
一般社団法人海っ子の森では藻場再生の重要性を漁業者・民(市民・県民・国民)が認知し、行政事業と並び藻場再生への取組みに自らが参加することを目的とします。その手法として、自然石を利用した小規模藻場造成工法(鳥羽工法)があります。
この工法は、鳥羽市水産研究所が20年来研究を進めてきた鳥羽工法をもとに、2005年から活動を行っています。
現在は三重県沿岸地域に於いて、漁業者・市民への技術指導、環境教育を行い三重県内及び全国に自然環境にやさしい環境再生技術を広めていきます。
取組み
●三重県沿岸の藻場再生による環境保護活動等の活性化●漁業者・市民への環境再生教育と技術指導
●漁業者や市民が行う地域活動等への協力
●市民・NPO等と連携したボランティア活動とその推進
●環境保護再生活動イベント運営
●紀北町おまつ浜での海のビオトープづくり
代表 及び 事務所
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